22. ページ内リンク

これまでa要素でリンクを指定してきましたが、すべて異なるファイル同士でのリンクでした。 (X)HTMLでは、これらのリンクに加えて、同一ファイル内(文書内)でのリンクを作成することができます。 このページ内リンクを使用することで、異なるファイルの途中にリンクを貼ることも可能になります。

リンク先の目印

これまではリンク先にファイル(URL)を指定していましたが、ページ内を指定するためには、その目印を付ける必要があります。 この目印をアンカーと呼び、これまでと同様にa要素を使用します。異なるのはname属性を使用することです。

アンカーを指定するための一般形式は次のようになります。

<a name="アンカー名">内側要素</a>

このときアンカー名には、英数字を使用するのが一般的ですが、先頭に数字を記述することはできないので注意してください。 では、以下に例をあげておきます。

<a name="section2">セクション2</a>

アンカーへのリンク

さて、目印を付けることはできました。次は、その目印(アンカー)へのリンクです。これは今まで通りa要素のhref属性を使用します。 異なるのは、URLの指定部分です。href属性の属性値にはリンクしたいアンカー名の先頭に記号#を付けた文字列を指定します。

<a href="#アンカー名">内側要素</a>

例えば、先のサンプル場合は、次のようにリンクさせます。

<a href="#section2">セクション2へのリンク</a>

また、異なる文書内の特定のアンカーに対してリンクさせる場合は、以下のようにURLとアンカー名を記号#で区切って記述します。

<a href="リンク先URL#アンカー名">内側要素</a>

例えば、同じディレクトリにあるtest.htmlというファイル内に指定されたアンカー「section」にリンクさせる場合には、

<a href="test.html#section">リンクです</a>

のようになります。

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