4. 少し勉強しよう

タグで囲まれた全体を要素と言う。

タグで囲まれた部分を要素と呼ぶ。例えば、

<title>とにかく作ろう</title>

の<title>は開始タグ、</title>は終了タグ、となり全体をtitle要素と呼ぶ。

要素は入れ子構造(階層構造)になる。

HTMLファイル「test.html」を見ると、最も大きな要素は開始タグ<html>、 終了タグ</html>で囲まれたhtml要素だ。

そして、その中はhead要素body要素から構成されている。 さらに、head要素の内容はtitle要素、body要素の内容はp要素となっている。

階層構造図

仮にABCD要素とEFGH要素というものがあったとき、

<ABCD>*****<EFGH>*****</EFGH>*****</ABCD> 正しい

という記述ならば、EFGH要素がABCD要素の入れ子となっているので正しいが、

<ABCD>*****<EFGH>*****</ABCD>*****</EFGH> 誤り

という記述の場合は、EFGH要素がABCD要素の入れ子になっていないので誤った記述となる

このように要素が完全な入れ子になった状態で記述する必要があるが、これを整形式と呼ぶ。 つまり、HTMLは整形式で記述しなければならないということだ。

html要素をルート(根)要素と言う。

最も大きな要素であるhtml要素のことをルート要素と呼び、 そのhtml要素のことをHTML文書(ドキュメント)とも呼ぶ。

html要素の中にはhead要素とbody要素をそれぞれこの順序で一つ記述しなければならない。

各要素には、内側に記述できる要素に制限がある。また、必ず記述する必要がある要素、 必要に応じて省略できる要素もある。これらのルールを、ここでは文法と呼ぶことにする。

head要素の中にはtitle要素を必ず一つ記述しなければならない。

title要素は文書全体に付ける文書名のようなもので、ブラウザのウィンドウタイトルとして表示されることが多い。

文法はDTD(Document Type Definition:文書型定義)によって規定されている。

文法は、DTDと呼ばれるファイルで規定されている。 このDTDにもいくつかの種類があり、それによってHTMLの種類が異なる。

また、SGMLのルールによって記述されたDTDによるものをHTML、XMLのルールによって記述されたDTDによるものをXHTMLと呼ぶ。 本ページでは、XHTMLを原則として表現するが、これをHTMLに直すのは非常に簡単である。

整形式で、なおかつ、文法に従って正しく記述されたものを検証済み文書あるいは妥当な文書と呼ぶ。

HTML、XHTMLそれぞれ3種類のDTDが存在する。

HTML、XHTMLそれぞれに「Strict」、「Transitional」、 「Frameset」と呼ばれる3種類のDTDが存在する。

DTDの関係図

Strict
もっとも厳格な文法を規定したもの。非推奨要素を若干含む。
Transitional
柔軟な文法を規定したもの。非推奨要素を数多く含む。
Frameset
Transitionalにフレーム関係の要素を付加したもの。

本ページではStrictを中心として記述する。

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